社員番号322 お互いのためのバンパー



誰かと会話するとき、
自分が一番気になることはなんだろう?


書く・読むという
一方通行ではなく
相手が見えるわけで
その相手が
楽しいかどうかは当然気になる。

自分は
もっと話したいな、と思われているだろうか?
そんなことばかり
気にしているかもしれない。



「敬語はバンパーである」

そんな文をどこかで読んだ。

いくら親しくても車間距離を間違えば傷つく、
ということらしい。

バンパーは、車が何かに衝突した際に衝撃をやわらげる役目を担っている緩衝装置です。素材自体が持つ弾力性や、衝撃を吸収しやすい構造によって、車体、ドライバーや同乗者、車とぶつかってしまった歩行者などが受ける衝撃を可能な限りやわらげることを目的としています。

グーネットピットより引用



そういえば身近なところに
敬語使い(?)がいた。

誰に対しても名字のさん付けで呼び、
おおよそJKというイメージとは
かけ離れた話し方をする
高校時代のクラスメイト。

だけど不思議と、
彼女はどことなくユーモラスで聞き上手、

今思えばあの歳にして
彼女は敬語というバンパーを立派に
使いこなしていたのだと気付く。


そうか。

敬語を使うことで、
心配するような距離は生まれない。

むしろ他人に対して、
誰にでも私はこう接しますよ、という
安心感を彼女からもらっていただろうし、
自然とこちらも同じように接していたと思う。



なんでもかんでも言える仲=親しい
ではなく、
大事にしたい人ほど
言葉に気をつけろ!
というのは本当だと思う。


バンパーを忘れずに
自分も相手も大切にしたい。

その場の雰囲気に流されたあとの
「しまった!」という強力なパンチで
新たな不調を呼ばないためにも。


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