社員番号389 MYルール読書213「星をつくった男 阿久悠とその時代」重松清 ネタバレ注意!




前回の著者、阿久悠、つながり。



まずこの作品によって
阿久悠という人物の仕事に対する姿勢や
残した功績、すごさについて深く知ることができたのは
間違いないのだが、
こういった形で表現した重松清という作家に拍手を送りたい。

というのも
阿久悠をただあがめることなく、
できるだけフラットに、丁寧に・・・という姿勢を
隅々まで感じるとともに
読者とともに想像を楽しむような優しさ、を感じたからだ。

商業的な目線というのは、イコール利益、に直結する
イメージがあるが

自分が真剣に考え抜いて投げたボールが
世間にどんな影響を与えるか?というような
純粋な好奇心こそ
阿久悠の仕事のモチベーションだったのだろうと想像した。