社員番号353 マスクの下


長くなったマスク生活。
マスクをしたまま運転することも多いのだが
先日なんとなく息苦しくて
はずしたときに気付いたのは、


思い出し笑いの多さ。(プラスひとりごとも)


にやついてる自分に気付くたびに
ハッとする。
おそらくマスク生活のおかげで、
だんだん遠慮がなくなり
よりゆるくなったガードは
不調の身にも心地良く、
どんどんゆるまったと言えましょう。

ウエスト、ゴム仕様、みたいな。

ああ。ゆるいってラク〜


そのときの思い出し笑いは
先輩の結婚式の映像。


美しくてオモシロイ系の先輩が結婚退職し、
新居に招かれた後輩3人はウハウハとお邪魔した。


自分のドレス姿の披露などそっちのけ
先輩が見せてくれたビデオ映像は、
披露宴最後の部分だった。


新郎の父が挨拶してシメる場面。
画面から伝わるものすごい緊張💦💦💦

おそらく
ふりしぼってスピーチしている間に
何をどこまで話したのか
分からなくなってしまったのだと思われる。


しばらくの沈黙のあと、

力強い発声とともに出てきた言葉は

「・・・しかしっ!!!」


その場にいた私たちも固まった。

(え?逆説?)


文面的にどう考えても続かない先に
ご本人も再び沈黙。
ん?
そのパニック状態の新郎の父の横で、
なんか小刻みに揺れている・・・

それは肩を揺らして笑っている
新婦の母、
つまり先輩のお母さんだ。


立場的にも、場面的にも
笑ってはいけないのに
コラえきれない笑いに
ついに後ろを向いて
金屏風にしがみつくようにして

笑っている。。。

「笑い過ぎだよね」と冷静な先輩。


あまりにオモシロ過ぎて、
その後のスピーチがどうなったのか覚えていない。



ありがとうございます、先輩。

あの映像を超越する結婚式エピソードには
出会えないまま30年。
今も思い出して笑ってます。


やっぱり簡単にはマスクはずせないなあ。



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